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共に考えよう 広島の農業

農業を知ることは、私たちの食そのものを知ることであり
農業を支援することは、私たちの命を守ること

 最近、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで、よく目にするカット野菜やカットフルーツを製造・加工販売されている「広島西山青果株式会社」さんにお邪魔してお話を聞いてきました。

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↑手軽さが人気のカット野菜

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↑カットフルーツも。


レポート:いきいき農業応援し隊・農業ジャーナリスト:篠原一郎


若者の食生活がファッション化!?

「すきま産業」という言葉がある。
大手が手を出しにくい、取り組む人が少ないので一気に成長できる穴場産業のことをいう。
「野菜やフルーツのカット産業」の分野は、今は「すきま」どころか量販店では大きな売れ筋商品になった。
その背景には、核家族化(少人数世帯増加)がある。野菜を丸ごと買っても食べ切れないということと、野菜、果物は健康上欠かせないという知識の普及、それに若者の食生活のファッション化(生野菜サラダの嗜好)もある。


広島西山青果(株)のこだわり
 果物卸会社としては明治時代からの歴史を持つ広島西山青果株式会社がこの事業を始めて7年、現在約月2000万円の販売で、カット野菜、カットフルーツそれぞれ約半分ずつの生産。
フルーツカットはすべて人の手、包丁で行うことで、切り口が鋭角で新鮮さが保てるという。
現在従業員58人でほとんどがパート勤務の女性。新鮮さを保つための容器の工夫(てっぺんに空気を保つ三角容器)詰め方の工夫(キュウリとレタスを混ぜ込み水分を保つ)など細かいところに7年間の工夫の積み上げがあることに感銘を受けた。
果物は、バナナ、パイナップルなどは輸入品だが、野菜はできるだけ国産、「地産地消」を志向している。
上原社長は伝統の上にたって「新鮮・安全・安心が第一。人を裏切らない全うな商売をしたい」と語る。

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↑新鮮さを保つ工夫がされたパッケージ

これからの展望・課題は?
 ひとつ買えば色々な果物、野菜が食べられる「カット」商品は、今後も量販店の売れ筋として定着していくだろう。
若者のファッション志向に乗せて、これから原料となるものの組み合わせに一層の工夫を期待したい。
和食の伝統、漬物など発酵食品や豆類のとりいれ、ドレッシングなど上からかける味付けなど日本の伝統的食べ物の経験を活かす方向で考えてほしいと思った。



いきいき農業応援し隊から。
「捨てる部分が、もったいないから、何かに再利用できませんか?」

広島西山青果㈱の社長様から。
「ネギのおいしさは、ぬめりの部分だが、安全確保のために、どうしても根元から、3センチは切り捨てなくてはいけない。
おいしさと安全は共存しないですね。」

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↑安全確保のため、どうしても廃棄部分がでてしまう。



2009.03.30 12:11 | 広島の農業事情 |